

東西に長い埼玉県の西の端にある秩父市の東部に位置する西武秩父駅。東京・池袋駅から西武池袋線、西武秩父線を経由して到着する西端の終着駅で、関東の駅百選にも認定されております。東京の池袋駅から特急ラビューに乗車すれば、わずか80分で自然豊かな秩父へと連れて行ってくれます。西武特急というと、レッドアロー号を想像してしまうのですが時代が古すぎですね。いまの特急ラビューは列車デザインが斬新で最先端という感じがします。都会を出発して飯能駅を過ぎると山間を縫って走るよき列車ですが、正丸トンネルを抜けた先の西武秩父駅周辺は、立派な市役所もあったりしてとても都会的です。接続はしていませんが歩いて直ぐの御花畑駅で秩父鉄道に乗り換えが可能で、川下りで有名な長瀞(ながとろ)や三峯神社方面へ向かうことができます。まさに秩父旅の拠点となる玄関駅ですね!
「西武秩父駅」から徒歩で、秩父鉄道「御花畑駅」まで行き、秩父鉄道に乗り換えて「三峰口駅」まで向かうことができますが、土・日のみ、西武池袋線「飯能駅」から「三峰口駅」まで直通運転の列車が数本ございます。西武鉄道から秩父鉄道へ乗り入れるという貴重な体験ができますよ。

駅構内に秩父の魅力を演出


2017年(平成29年)にリニューアルされたばかりの西武秩父駅、とにかく駅構内は高級感がありとても雰囲気がよいです。改札口には提灯がさげられ、コンコースでは行燈がやさしく灯っており、とても落ち着きのある空間を演出しています。ちなみにこの行燈ですが、西武秩父駅オリジナルの「秩父の紋」が印されているようです。この紋は「秩父」という文字をモチーフにしているとか。駅なのに風格を感じます。


武甲山に特急ラビューを添えて・・・

すっかり駅構内だけで西武秩父駅を満喫した気分になってしまいました。この後は飯能行と特急が出発のようですね。早速ホームに上がっていきますと・・・。!!!!! なんとすでに特急ラビューが停車しているじゃありませんか!!!ラッキーですね思わず列車ばかり撮影していたら、さらなる衝撃が!!!ラビューに気を取られてましたが、なんと奥には武甲山(ぶこうさん)が高くそびえているじゃありませんか!ラビューと武甲山を収めたTHE秩父のショット、最高ですね。ちなみに武甲山はセメントの原料となる石灰岩の採掘が盛んなので、山が思いっきり削られちゃっているんですよ。(写真でわかりますかね?)



特急ラビューで取り乱しましたが、終着駅の証である、行き止り標識をきちんと撮影! 駅名標のフォントなど含めて恐らく西武秩父駅オリジナルのデザインなんでしょうね。やはりどこか高級感があります。駅名標の次の駅には、西武鉄道の「横瀬駅」と並んで秩父鉄道の「影森駅」が書かれていますね。冒頭でも記述しました通り、土日・休日だけ本数は僅かですが、秩父鉄道との直通運転を行なっていますので、体験してみてはいかがでしょうか。

秩父鉄道との直通運転はとても便利ですが、本当に本数は僅かですので普段はみんな御花畑駅まで歩いて乗り換えを行なっています。西武秩父駅のホームからも見えるくらいなので直ぐなのでご安心ください。


様々な列車を取りそろえてございます
なんて秩父鉄道のことを考えていると、三峰口方面から秩父鉄道の線路に貨物列車がこちらに向かって走ってくるじゃありませんか!何か砂のようなものを運んでいるようですが・・・。こ、これはもしかして武甲山で採掘された石灰岩なのでは!? そうですよね、石灰岩ですよね?いやもうそうとしか思えない。石灰岩ということにしましょう!いやぁ、話がきれいに繋がりましたねぇ。


と、そこへ西武4000系の列車が終着駅へ到着いたしました。到着後間もなく飯能駅行きとなり当駅を出発します。まさに終着駅は始発駅ですね! 西武4000系は飯能駅と西武秩父駅間を運行しています。


他にも西武秩父駅からは、S-TRAINが土日・休日のみですが運行しております。S-TRAINに乗車すれば、ここから元町・中華街駅まで行けたりもします。秩父から神奈川県の横浜まで走るなんて信じ難い話ですが、実際に運行さているんですよね、距離を考えると凄いです。そして下を向くと、52名だけの特別レストラン列車“西武 旅するレストラン「52席の至福」”の乗車口がホームに表示されていました。様々な列車を取りそろえる西武秩父駅。なんて盛りだくさんな駅なんでしょう。もうお腹いっぱいですよ。


駅前周辺

駅前はロータリーがありきれいに整備されております。おお、駅前からも武甲山が存在感を放ちまくっていますね。駅前にはバス停がいくつかありますが、ここから三峯神社行の急行バスが出ているんですね。”三峯神社までバスで約75分”と書かれていますが、年末年始や混む時期はもう少し掛かる場合がございますので、ご注意ください。



そして改札を出て左側には、何やら和風の建築物がございますが、「秩父ったまげ」とCMで連呼していた「西武秩父駅前温泉 祭の湯」がございます。温泉施設ですがご飯も食べれてお土産も買えるのでとても便利でした。秩父旅行の疲れを温泉で癒してお帰り下さい。という狙いで、駅前に建設されたんでしょうね。その狙い良いと思います。まだどこにも観光には行っていませんが、秩父を堪能しました。西武秩父駅、まさに非日常空間でした!


秩父市といえば、秩父市のイメージキャラクターで秩父市宣伝部長を務める、ポテくまくん。とってもかわいいので応援しています!
以上、西武鉄道 西武秩父線 西武秩父駅のレポートでした。わらじかつ丼食べて帰ります。
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