

茨城県の西部に位置する筑西市の中央付近に、真岡鐡道真岡線、関東鉄道常総線の終点、終着駅(始発駅)の下館駅はございます。JR水戸線も通っているので、鉄道会社三社3路線が乗り入れる茨城県の西の重要なターミナルステーションで交通の要衝。前回は関東鉄道を中心にレポートしましたので、今回はもう一つの終着駅(始発駅)でもある、真岡鐡道を中心に下館駅を紹介したいと思います。
関東鉄道 下館駅を中心としたレポートは下記をご覧ください。

真岡鐡道真岡線起点下館駅の反対側にある終着駅「茂木駅」は県を跨いだ栃木県の茂木町にあります。下館駅-茂木駅間約42Kmを大体70分前後で結んでいる真岡鐡道は、1987年(昭和62年)の国鉄民営化に国鉄真岡線は真岡鐡道として生まれ変わりました。茂木は「もてぎ」を読みますが、聞いたことがある方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
関東鉄道取手駅から下館駅までは快速65分。
JR小山駅から下館駅までは普通22分で到着いたします。
茂木駅から車で約10分くらいのところに「モビリティリゾートもてぎ」というモータースポーツを楽しむ施設がございます。昔の名称は「ツインリンクもてぎ」でしたが、いまも国際的なGPレースが開催されております。

こちらはJR東日本が管理する北口駅舎。関東鉄道、JR東日本、真岡鐡道全て同じ改札から乗車可能ですし、関東鉄道が管理する南口駅舎からも乗車可能です。

駅舎の中に入るとステンドグラス風な窓がたくさんあり、明るくモダンな造りになっています。下館駅周辺は古い蔵やモダンな洋館建築が見られる商業区域ですからね、駅もおしゃれです。


北口改札を抜けると直ぐ2番線ホームに出ます。ちょうどE233系列車が到着いたしました。ここはJR水戸線の友部・水戸方面のホームですが、このホームを辿って歩いていくと真岡鐡道の1番線へ行くことが出来ます。


矢印のある看板がありました。真岡鐡道SLキャラクターがいるんですね。

今度は中々歴史のありそうな乗り場案内が登場。真岡、益子、茂木方面と書かれた看板良いですね。普段見慣れない地名ばかりが書かれていると、遠くに旅してきた感じがします。

真岡鐡道真岡線の1番線入り口付近に、時刻表と運賃表が貼ってあります。赤い字で記されていますが、土日にはSL列車が運行しているようですね。「SL列車もおか号」ですか、機会があったら乗車してみたいですね。詳しくは下記をご覧ください。
真岡鐵道真岡線 下館駅

SLもおかの運行は、土・日曜の1日1 往復。料金は乗車券大人1,050円(下館駅-茂木駅)+SL 整理券片道500円です。整理券は乗車日の1 カ月前から真岡鐵道公式サイトから事前予約制で販売しているそうです。
下館駅ではございませんが反対の終着駅、茂木駅にてSLもおかの熱さ迫力を収めた映像がございますので、よろしければご覧ください。

いつか乗車したいと思いきや「祝SLもおか」の看板に衝撃を受けました。なんと乗車100万人達成の文字が!これは驚きました。累計100万人とは。機会があったらではなく、早く乗らねば!

さて1番線真岡鐡道ホームに到着しました。ホーム脇にはなんとディーゼル機関車DE101535号が停まっているじゃありませんか。いつも停まっているのかな。かっこいいですね。


こちらは真岡鐡道下館駅の駅名標です。次の停車駅が「二高前駅」と書かれていますが、正式な駅名は「下館二高前駅」です。恐らくこの辺りで二高と言ったら、下館二高のことなのでしょう。

足元には、SL列車もおか号の乗り場案内が貼られています。ここに並んでSLの到着を待つ間は、きっとワクワクでするのでしょうね。

場所は違いますが、こちらはモオカ14形気動車の乗り場案内ですね。今日はこの列車を見たいです。

さて真岡鐡道の始発駅であり終着駅ですから、行き止り標識を確認しないといけません。

ここ1番線からは、6、7番線の関東鉄道のホームがよく見えるので、キハ2400形気動車が停まっているのもよく見えます。その間に真岡鐡道ホームにはモオカ14形気動車も到着したようですね。

真岡鐡道では、ICカード(Suica・PASMO等)は使えません!
JR水戸線から乗換えの場合は、一旦改札口を出て、真岡鐡道のきっぷを購入するか、1番ホーム入口に設置してある「出場用」簡易改札機にICカードをタッチしてから乗換えをしましょう。

1番ホームにモオカ14形気動車が停車中。ディーゼル音がホームに鳴り響いています。この列車のカラーリングは2003年(平成15年)に一般公募で決定されたそうですが、今となっては、あの人気アニメの主人公が着ている羽織に見えて仕方がない・・・。

なるか下館名物!? 3社3路線の同時発車はあるのか!?

ところで下館駅には、鉄道会社3社3路線が乗り入れていますが、阪急の大阪梅田駅の神戸線、宝塚線、京都線の発車のように、真岡鐡道、関東鉄道、JR水戸線が3本同時発車するタイミングはあるのでしょうか。

調べてみたのですが、残念ながら3本同時発車はありませんでしたが、平日の12時台に実に惜しい発車時刻の並びがありました。
真岡鐡道:12時02分発茂木行
JR水戸線:12時02分発小山行
関東鉄道:12時05分発取手行
惜しい~。関東鉄道の発車時刻がもう3分早ければ、あの阪急電鉄をも上回る3社3路線同時発車という、下館名物が生まれるのに。3社3路線同時発車、実現して欲しいです!(2023年2月時点)

同時ではありませんでしたが、列車が全て発車して下館駅はまた静かな時間帯です。ディーゼル音が消えた後のこの雰囲気、遠くに来た感じがして好きです。
駅前周辺

駅前周辺は、関東鉄道下館駅レポートにて書かれておりますので、そちらをご覧いただければと思います。
以上、真岡鐡道真岡線 下館駅レポートでした。メロンのお菓子買って帰ります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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