東武鉄道「新栃木駅」:東武宇都宮線、東武日光線「乗り換えの分岐駅は、いまも起点駅には変わりない!?」

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栃木県の南部に位置する栃木市のやや中央付近に新栃木駅は存在しています。東武日光線と東武宇都宮線が乗り入れ、東武宇都宮線は新栃木駅が起点駅となっております。以前は都心から東武鉄道6050系の新栃木行の列車なども運行していて、たまにボックスシートに座れると平日なのに旅行気分に浸れたことを思い出します。いまは辛うじて22時台に1本新栃木行きの特急リバティ号があるダイヤになっており(※2023年1月時点のダイヤです。)、快速とか区間急行での新栃木行列車が走っていた頃を懐かしく思います。そんな思い出のある新栃木駅、実際に訪れたことはありませんでしたが、当時から新栃木行の新栃木駅とは、いったいどんな駅なのだろうかと想像しておりました。そして今回、東武宇都宮線の起点駅をレポートすることでついに新栃木駅を訪れることになりました。

駅舎の中は結構広く、椅子がたくさん並べてあり待合室のような感じでした。やはり始発駅ともなると待合所は必要ですよね。では改札を抜けてプラットホームへ参りましょう。



新栃木駅プラットホーム

ホームは全部で3番線まであります。まず1番線は東武日光方面や鬼怒川温泉、東武宇都宮駅方面の列車が停車したり、当駅発の下り列車が使用いたします。つまり下り列車専用のホームですが、日光とか鬼怒川温泉とか観光地の名前が書かれていると、なんかこのまま旅行に行きたくなっちゃいますね。鬼怒川温泉方面と書かれていますが、もちろん新藤原駅まで行く「新藤原行」ですのでご安心を。

 

2番線と3番線は基本上り列車のホームですが、当駅止まりや当駅始発の上りや下りの列車などこちらのホームとなります。東武宇都宮線に関しては起点駅なので、新栃木駅と東武宇都宮駅間を普通列車が行ったり来たりしているだけかと思っていましたが、実は上り列車は新栃木駅止まりではなく、南栗橋駅まで運行しているのがほとんどなんですよ。ちなみに東武日光駅発の普通列車も南栗橋行がほとんどです。

新栃木駅から南栗橋駅まで行けば、南栗橋駅から先は東武線に乗って浅草駅まで行けるのはもちろんのこと、東京メトロ日比谷線や半蔵門線、さらにその先の田園都市線など様々な行先の列車に乗り換えることが出来ます。便利な駅ですから東武宇都宮線でも起点駅を過ぎて南栗橋駅まで運行するのは納得ですね。

なので新栃木は東武宇都宮線の起点駅(終着駅は始発駅)でありながら、行き止り標識はありません。さらに駅名標もこの通り両方に行先が書かれていて、終着駅(始発駅)の証がありません。ちなみに駅名標はオレンジベースに赤色ラインの東武日光線属性です。

でも、いやここは始発駅なんだ!と言えることが1つございます。実は早朝になりますが、ここ新栃木始発の特急リバティ浅草行が運行されているんですよ。リバティの始発駅ですよ凄いです!(※2023年1月時点のダイヤです。)

ちょうど訪問中に特急リバティが浅草方面に向かって通過して行きました。(始発時のリバティではございません。)



東武宇都宮線といえば、東武20400型

東武宇都宮線の列車といえばこの20400型列車ですね。先ほど南栗橋行がほとんどと書きましたが、何本かはまだ新栃木行列車が運行しております。一応起点駅ですからね。新栃木駅に到着した列車は、すぐさま折り返しの東武宇都宮行の列車に変更されました。終着駅は始発駅ということですね。普段見かけない20400型や普段見かけない東武宇都宮行や新栃木行の行先を見ると、非日常を感じさせてくれます。

 

さて20400型東武宇都宮行列車のホームには、きちんと乗車位置が記してありますが、一つ気になることが書かれていますね。「ランプ点灯中ボタンを押せばドアが開きます」

これって寒冷地や雪が降るような地域で見たりしますが、新栃木駅ってそんなに寒い地域に建っているイメージは無いですけどね。反対の終着駅、東武宇都宮駅も市街地の百貨店の中にホームがあるので寒いイメージ無いですし。だとするとこれは東武日光駅や新藤原駅付近の駅のための対応策なんでしょうね。特に新藤原駅なんかは山の入り口ですからね、確かに必要です。

新栃木駅は日光や鬼怒川温泉など観光地へ向けて、多くの列車が運行されていることもあり、何となく旅を感じる駅ではあるのですが、列車が次から次へと到着するなど、なかなか忙しい乗換駅でした。

 



ギャラリー

 



駅前周辺

西口

新栃木駅の出口には「歓迎、蔵の街とちぎへようこそ!」の看板が。改札口は1つだけなので、まずは西口へでます。駅前にはロータリーがあり、バスやタクシー乗り場が整備されておりました。大きな郵便局が目立っています。(蔵の街とちぎは、お隣の栃木駅からが近いです。)

バス停を見ると各路線の時刻表が掲示されております。この栃木市ふれあいバスは、なんかすごいですね。全部で12路線が運行されているそうです。調べたら結構便利なコミュニティバスですね。

では東西自由通路を渡って、反対側の東口へと参りましょう。結構長い通路です・・・。

東口

こちらは新栃木駅東口です。整備はされておりますが、まだお店も無く住宅地が広がっております。

最後に東西自由通路から見える日光方面の景色です。雲がかっていますが、天気が良ければ男体山をはじめ日光の山々が綺麗に見えるのでしょうね。いい景色です。

以上、東武宇都宮線 新栃木駅のレポートでした。おみやげにレモン牛乳買って帰ります。



反対側の終着駅(始発駅)

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